〜アメリカ交流会の感想〜 北星学園女子中学・高等学校  山口 ひかり

 今回、初めての海外でホームステイや交流練習会と沢山のことを経験することが
出来ました。

 アメリカに行く前は、10日間言葉も通じなく、何も分からないところで生活していけ
るか、とても不安な気持ちがあった反面、初めての海外で楽しみな気持ちもありまし
た。

 アメリカに着くと時差がありました。日本を出発した時間から数時間しか進んでいな
いのは、とても変な感じでした。

 アメリカについて移動をするとすぐにホームステイ先のファミリーが迎えに来てくれ
ていました。ホストファミリーは、みんなとても優しく、ホストシスターは私と同じ年の
子で、私のことをとても気遣ってくれました。ホストマザーやシスターは、沢山話しか
けてくれましたが、最初の方は言いたいことも思うように伝えることが出来ませんで
した。しかし、ジェスチャーや単語を並べた言葉でも理解してくれていました。それか
ら緊張も少しずつ無くなり、不安な気持ちをなくしてくれました。伝えようという気持ち
があれば伝わると分かった時には、嬉しくて自信につながり、積極的になることが出
来ました。 ホストファミリーの方には、ショッピングモールに連れて行ってもらったり
、一緒に買い物に行ったりしてとても楽しかったです。

 交流練習会では、日本・アメリカ・ロシアの3ヶ国のチームが集まり、練習会をしま
した。会場となった体育館は、天井がとても低く、カーペットも日本のものとはもちろ
ん違いました。いつもと全く違う環境の中での発表は、自分のペースを保ち、そして
投げの感覚などの微調整が大変でした。 

 ロシアチームの人たちは練習中はとても真剣で、年中さん位のとても小さい子が
自分の大きさと変わらないフープを使いこなしていて上手でした。交流練習後には、
発表会をしました。4種目の演技をローテーションで行いました。5〜6人でのローテ
ーションだったので、次の種目に切り替えるのが大変でした。初めての海外で、いつ
もとは全く違うペースで発表したりして、とても貴重な経験が出来ました。

 観光では、自由の女神を船に乗ってとても近い距離で観ることが出来ました。NYの
ブロードウェイやタイムズスクエアなどテレビや映画でよく見るものを間近で見ることが
出来感動しました。  

 9.11の工事現場もテレビで観るより迫力がありました。

 そして、日本と一番違ったのは、食べ物でした。まず、大きさが日本のサイズの倍以
上で、スーパーにいったときは、牛乳やジュースが業務用サイズで、それが普通のサ
イズだったのに驚きました。それに合わせてカートも人が5、6人は入れるくらいの大
きさで、とても驚きました。ケーキやアイスクリームもピンクやみどりなど絵に描いたよ
うなものばかりで味も濃かったです。

 この10日間で、初めてのことばかりで、日本とは違うことも多く、不安な事もありまし
た。しかし、言葉を伝えようという気持ちやあきらめなかったことは、自信につながり、
精神的にも成長することが出来ました。いつもより天井の低い体育館で、短時間の中
で自分を上手くコントロールしたり、調整したりすることも出来たのはとても良いことだと
思いました。国が違っても、自分をコントロールして、早いペースでの演技発表をするこ
とが出来たので、日本の大会などにしっかり活かして、乗り切って行けると思いました。

 こんなに大きくて、濃い10日間を経験することが出来たので、これからは、もっと自信
を持って何事にも挑戦して行きたいと思いました。

 そして、このようにいつでも経験できない、海外での交流が出来たのは、たくさんの協
力してくださった先生や家族のお陰です。感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張って
行きたいと思います。